落とす死

忘備録

3/19 演劇女子部「僕たち可憐な少年合唱団」アニーローリー編@池袋シアターグリーンBOX in BOX THEATER

池袋に着くちょい前辺りにこの日の売り子がたぐっちだという情報をゲトり、最高ににやけながら池袋に到着。
にやけヅラのままシアターグリーンに到着したのが当日券販売開始の10分前辺り。
スマホをいじりつつ待っていたら不意に尿意に襲われるも、もうすぐ券の販売が始まるのでそのまま我慢。
当日券をゲトったら即座に駆け出し近くにあったファミマに駆け込んだ、が、トイレが無く絶望。
そのままグーグルマップを頼りに近くのローソンまで全力かつ諸々が決壊しない程度の優雅さでダッシュした、が、ここもトイレ無し…2◯年間生きて来て初めて知ったんですけど都会のコンビニはトイレが無い店舗が結構あるんですね…田舎住みのコンビニのトイレに恵まれっぷりにこの年になってやっと気付かされました…。
ローソンを出て、今度こそ…!と向かったサンクスにはトイレがあってサンクスまじサンクス…!と感謝しつつ店員に断りを入れていたらサラリーマンが何も言わずにスッ…と入って行ったのであやうく殺意の波動に目覚めかけたけれども後々結石で苦しみますようにと神様にお祈りをするだけで済ませた。
その後にトイレも済ませ身も心もスッキリした状態でシアターグリーンに帰還したらたぐっちれなこによるCD販売が始まっていたので取り敢えず一枚購入。

私「生タマゴ行きましたよ!」
田口「ありがとうございます!」
私「あれ良かったですよ、FIRST KISS
田口「ありがとうございます!」
私「実力診断テストも行きますね!」
田口「はい!」

これ、お話した直後は緊張と高揚で熱に浮かされたようになってたから気付かなかったけど冷静になった時に書き起こすと辛さしかないな…。
そんなことはさて置き、たぐっちとお話してCDも一枚ゲトれたのでもういいやーと満足して遠巻きに二人を眺めて開演まで時間を潰そう…と思っていたら、呼び込みに必死になりすぎたたぐっちがうっかり「買ってくださーい!」とドストレートなシャウトをかましたのを聞いた瞬間に身体が勝手に動いてもう一枚たぐっちから購入…。
あれ聞いたら普通は買うだろ…買わない奴は人間じゃねえよ…。
そんな感じで何も考えずに脊髄反射的に行ったので何も話さずただたぐっちからCDを渡して貰っただけで終了。
お渡しして貰った後に、れなこめっちゃトレンチコート似合ってんなー就活生みたいだなーとか思いながらまた二人を遠巻きに眺めながら「うっかり買ってしまった…もう終わりにしよう…でもたぐっちに今日の髪型についてちょっと話したいな…でも同じCDを何枚も買いに来た訳じゃないからな…やっぱやめよう…いやでも…」と後悔&反省&葛藤をかましていたらスタッフが「残り6枚でーす!」と言ってるのが聞こえてきてまた身体が勝手にCD販売コーナーに向かいまたたぐっちから一枚購入…。

私「今日の髪型は一つ結び?」
田口「そうです!」
私「れなことお揃いですねー(この日ははれなこもたぐっちも一つ結びだった)」
田口「はい!」

これが…これが真のコミュニケーション障害のヲタクと真のクールハローアイドル様の会話や!号泣
たぐっちは塩とかじゃなくてクールハロー!クールハローの体現者だから!泣

そんな感じで同じCDを3枚買ったりグッズ販売コーナーでショタ浦彩乃さんの生写真を買ったりしていたら当日券の入場時間になったので入場。
席(というか通路に座布団を敷いたもの)は下手側の通路。
ほぼ定刻通りに開演。
公演時間は1時間半ないくらい。
でも濃密かつ至福の1時間半弱だった…。
以下、劇の散漫な感想。


自分が何故何の為に歌うのかということを忘れただ漫然と過ごしていたチークワーク皆無の落ちこぼれチームが一つの事件を切っ掛けに歌うことの楽しさを思い出し、友達の大切さに気付き絆を深める…という、アイドル、特にまだ若く瑞々しい研修生にぴったりな内容の劇だった。
「歌を上手く歌う秘訣は上手く歌おうとしないこと、歌を楽しむこと」とか「大事なのはどこで歌うかじゃなくて誰と歌うか」とかアイドル、特に実力至上主義者の声がデカいハロプロのメンバーが言うからこそこちらの胸に刺さる台詞だよなあ…。
 特に「歌を上手く歌う秘訣は上手く歌おうとしないこと、歌を楽しむこと」という台詞は演者達の演技とリンクしていて、生き生きと楽しく歌い演じていたのが伝わって来て良かった。
ななみんも終演後の挨拶で舞台経験はあるけど舞台をみんなで作り上げて行くのがこんなに大変で楽しいとは知らなかったみたいな事を言っていたし。
研修生という、いつ誰がどうなるか分からないような不安定な枠組みの中にいる子達が一致団結し素晴らしい物を作り上げ、それを楽しんで演じている様に青春の儚さや愛しさや刹那さや切なさが凝縮されてるわ…。


演者に関してはむろたんひろひろの二人が抜群に素晴らしかった。
むろたんは裏表が激しい自信家という役にハマりすぎてたわ…冒頭の合唱練習してるシーンで好き勝手にこぶしを回しまくったりファルセットかましまくったりするむろたんとか、シスターに説教食らってる時に心底嫌そうなツラしながらなんかブツブツ言ってるむろたんとかサイコーだったな…いつもニコニコしてるむろたんが腹の底に秘めてる(けどブログなんかでちょいちょい滲み出てる)黒い部分が上手く演技として表に出てるような感じで。
むろたんは腹黒だよ派のヲタクだから腹黒むろたんが観られてめちゃ嬉しかったです。

ひろひろはすげー役に入り込んでて、ツアー日記で「私が演じる役はどういう気持ちで今このセリフを言うべきか, どういう人かとか自然と伝わって来るんです…」と言ってたのは間違いでは無かったんだな…馬鹿にしててすまんひろひろ…と謝りながら舞台の上のひろひろと一緒に泣いてしもうた…。ひろひろの潤んだ瞳とちょっと紅くなった鼻かわいいよひろひろ…。
山木さんがブログでひろひろについて「演技を見てると、感受性が豊かだなぁと思います(*´∀`)」と書いていたけどあの演技はまさに感受性の豊かさがあってこそ出来るものだわ…。
ひろひろをただのぽんこつだと見くびっている人は絶対にアニーローリーを観た方がいいというか観ろ。


そんな感じで個人的にはむろたんとひろひろにメロメロだったけどななみんと山木さんも勿論素晴らしかった。

男装した山木さんが美輪明宏の若い頃に似てるというtweetを見かけたけど実際に見たらマジでその通りでビビった…なにあの美青年…ポスターでのオモシロ男装と全然違うんですけど取り敢えず結婚を前提としたお付き合い始めませんかピーター君…!
あと、グループAの連中にからかわれた時にピーターが「ぶっ飛ばすぞ!」と激昂するシーンがあるんだけどそこの感情込めっぷりが凄まじくてゾクっとした。

ななみんはヨハンより冒頭のようことしての演技の方が個人的に好きだった(グループHの皆の良い所を挙げて行く歌を歌っている時のようこの溢れ出る善人オーラとか特に素晴らしかった)けど、劇の終盤ででっかいヨハンくんがお母さんを見下ろしながらママと言ってたシーンはめちゃくちゃキュンとした…ショタ辺くん食べた…飼いたい。
劇の内容が最高すぎた上にそのシーンのヨハンくんがあまりに可愛かったので終演後のお見送り会でななみんに「すごく良かったです」と伝えた。
アイドルに対してお世辞一切抜きで心を込めて賛辞を述べたのは生まれて初めてだよ…ななみんに私の初めて捧げちゃったよ…。
間近で見たななみんのキラキラした瞳に恋したよ…。


主役のグループHだけでなくライバルのグループAの面々も良かったなあ…浜浦さんのバービー人形みたいな人間離れしたスタイルとゴツゴツした膝や細く骨張った指の色っぽさとかりかこの滑舌の危うさとかりこりこのりこりこがりこりこだったりとか京女でぃーの将来クレーマーババアになりそう感とかとかとか…あーみんな最高!可憐な合唱団最高!一度しか観られないのが悔しすぎる!もう一度と言わず100回くらいアニーローリー編が観たいし気球編も観たい!泣